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半田銀山について
かつて日本三大銀山に数えられた半田銀山。
その裾野は、夏は高温で蒸し暑く、朝夕は涼しい寒暖の差がくだものをおいしくし、今では桃や柿などのくだもの王国です。
この自然の恵みはそば栽培にも適していて、その昔半田山の裾野ではそば粉をつかった「そばでんちん」という郷土料理も食されていました。
「半田銀山そばの会」は東日本大震災による風評被害や農産物のイメージ低下を打開し地域を活性化するために、桑折町を中心にそば栽培とそば打ちの実践をおこない地域を元気にしていきます。
そばでんちん
「段丘の上に街並みが続く桑折町は、江戸時代、奥州最大の宿場町で大層な賑わいを見せた所です。また7世紀頃は銀が採掘されていたという半田山の山裾には、あまり肥料を必要としないそば畑があり、夕食は、ほとんどそば料理が食べられていました。
「でんちん」とは、でっちる、つまり捏ねてのばすという意味で、現在のきそばのように長く延ばして切らず、みそ汁を作りながら、一方で手早く延ばして短く切って煮込むもので、簡単に作ることが出来ます。
そば粉は延ばしたり、丸めたり、かきまぜたり、いろいろな方法で主食やおやつの役割を果たしているのですね。」
※「中通りの料理」平出美穂子著 歴史春秋社刊 から抜粋させていただきました。
つくりかたの写真は、「中通りの料理」に紹介されているレシピを参考に、そばうちの要領で作ってみたものです
年間のスケジュール
- ●3月末
- そば栽培予定地の決定。
- ●4月中旬
- 総会開催
- ●4月末
- 栽培予定地草刈り
- ●5月初旬
- 栽培予定地耕耘
- ●7月末
- 栽培予定地肥料散布
- ●8月中旬
- 秋そばの種まき
- ●9月末〜10月
- 秋そばの収穫
- ●11月~12月
- 新そばを使ったそば打ちイベント予定/新そば粉販売
- ●1月~2月
- 玄そばへの仕上げ作業、収穫量の把握
震災による風評被害や農産物のイメージ低下を打破し地域を活性化するために、桑折町を中心にそば栽培とそば打ちの実践を行う目的で2011年11月に有志によって設立され、2012年1月2日に協議会を立ち上げました。
活動は、そばを作付いただくメンバーとそば打ちのメンバーの協力をいただき、初年度0.7ヘクタール、2年目1.5ヘクタールを作付をいたしました。
「半田銀山そばの会」は、農林水産省の「食と地域の絆づくり被災地緊急支援事業」への応募の結果、補助金交付の決定を受け活動を始めました。
■半田銀山、その歴史資産の価値をPRできるようにと、そばの会の名前に借用させていただきました。
■「半田銀山そば」は、2012年に当会で商標登録いたしました。そばの商標は福島県では、会津のかおりと半田銀山そばの2つだけです。そばのブランドとして地域活性化に活かしていきたいと思います。
半田銀山そばの会会長片平 滋(2021年4月〜)前会長氏家 浩(2011年11月〜2021年3月)
活動の内容
1)そば生産体制整備
テスト農地むけの種子と肥料を購入し、募集した会員や耕作協力者に種子と肥料を配りそばを栽培してもらう。収穫後、協働作業に必要な、電動ふるい機やそば磨き機や石抜き機は、本部となる事務局で用意し、共同作業、共同使用できるように体制の整備する。また会員募集のため、デモンストレーションを兼ねて、前年収穫済みのそばを使い試食を兼ねた半田銀山そばの会への加入説明会、活動説明会を行う。
2)先進地視察・交流・メニュー開発
福島県内のそば生産の先進地である会津若松のそば協議会を訪問し、協力、交流、指導要請を行う。
また会津若松や北海道からそば生産やそば打ちの指導者を桑折町に招聘し、研修、交流、そば粉を使ったメニュー開発などを行う。
3)会員募集、活動案内の広報
半田銀山そばの会の開設にいきさつや活動目標などを会員や会員予定層に広く周知し活動に弾みをつけるため、また地域おこしとして全国に広報する媒体として、ホームページを活用し、存在感と活動内容をつよくアピールする。
また、会合やイベント時に目立つためにノボリや広告ツールを整備する。
ご入会をご希望の方は、ハガキまたは電子メールで、郵便番号・住所・氏名を事務局までご連絡下さい。入会案内を郵送させていただきます。
半田銀山そばの会 事務局
〒969-1643福島県伊達郡桑折町大字谷地字稲荷19
E-mail:
info@ginsoba.net 担当:片平